難聴や脳卒中が隠れているかも……
「本当は怖い耳鳴り」とは?
専門家が教える「耳鳴りの危険度」の見分け方
命の危険が潜んでいる「本当に怖い耳鳴り」とは?
耳鳴りは「耳」が原因のものと「脳」が原因のものがあります。中でも脳に原因がある耳鳴りの場合は、脳卒中に伴って起こっている可能性があり、これこそが本当に「最も怖い耳鳴り」なのです。もちろん、脳卒中の発作が起こった場合は、耳鳴りだけを感じるということはありません。めまいがしてまっすぐ歩けない、立っていられなくなるという症状も現れます。
・手足がしびれて動かなくなる
・舌がもつれて、うまく話せなくなる
・物が二重に見える
・意識が薄れていく
このような症状に気づいたら、早く病院(脳神経外科)を受診してください。多くの耳鳴りは、時間と共に消えていき、特に心配がいらないものですが、「そのうち治る」と放置してしまい、いつのまにか慢性化させてしまう人が多いのも実情です。慢性的な耳鳴りとなると、病院に通って治療を受けても治りにくく、「正しい治療」を受けないと、一生耳鳴りに悩むことになりかねません。耳鳴りは難聴に伴って起こることが多く、放置していると耳が聞こえなくなるリスクがあります。症状をこじらせて治りにくくなってしまう前に、専門医の診察を受けて「適切な薬の処方」を受けてほしいと思います。
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